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​​     私が市政に興味を持った理由      

『坂本君、あなたみたいな人が出馬しなさい!!』

飲んだ席で地域の先輩方だったり、近しい友人達からそのような事を言われたりしたことは幾度とあれど、そんなことはとんでもない、私にとってはそれは雲をつかむような話だと思って聞き流していました。

というのも私の背景として、元々八女の地の人でもなければ決して学のある人でもない、社会のレールからは一度ドロップアウトし、世の中の事など考えず自分がどう面白おかしく生きるかだけを考えてきたような人だったからです。

20代の半分という期間(2010~2015年)、好奇心が強すぎた私は高校卒業後に6年間務めた陸上自衛隊を依願退職し、日本を飛び出し海外放浪の旅をしていました。

観光の延長であるバックパッカーの低予算旅、ワーキングホリデーで現地で働いたり、時には自転車旅だったりヒッチハイクのみで大陸横断したり、時には6000m越えの山と登頂したり、800㎞道の巡礼路を歩いたり、10日間お寺に籠ってひたすら瞑想したり。道中では現地の人、日本国内外問わずたくさんの人と仲良くなり、そんな彼らと日々意見交換をしては新しいアイデアを得ていたものです。

そんな私は長い時間をかけて自分自身がどう生きたいか、どうありたいかを考え、旅路の果てに自然豊かな田舎で自分らしく暮らしたいと思うようになり、血縁のあった八女市黒木町を訪れた際に一目惚れをしてしまい、2015年より八女に移住を決心しました。

血縁はあれど、当初は誰も知り合いのいなかった八女でひっそりと生きていくつもりでしたが、移住してからというもの自然と私の周りに沢山の人が集うようになり、出会いに恵まれ、人と繋がりをもって生きる事、そして誰かに必要とされることの喜びを知る事となり。周りの人や世の中の役に立てる事を生業にしたいという想いが生まれました。人口流出の著しい山間部において私が出来ることというのが訪問者にここの魅力を伝えたり、農繁期に働き手を外から連れてくるような関係人口を増やすことだったのです。

偶然にも運や時代や周りの方々の応援に恵まれたおかげで黒木町笠原地区の一番奥にて、空き家や耕作放棄地を有効活用した事業を起こすことになり、開業後はその物語が各種メディアにとりあげられたり、福岡の出版社から私の物語を出版いただいたり、ゆくゆくは家族を育むようにもなり、今の私は八女で出会った方々のおかげで自分のやりたかったことは全て実現させ、それなりの成功を手にすることが出来たと思ってます。

新しいことにチャレンジする事が好きな私は昨年(2022年)の9月より、自身の活動と八女市をPRして日本中をまわりたく、八女市の公認活動として北海道から九州(八女市)まで『4ヶ月かけてリヤカーで八女茶を売りながら歩いて日本縦断』をしながら日本全国の様々な地方創生のイノベーションの現場を見てきました。そこには地域を変えたくて私と同世代の若さで市長選へ立ち上がろうとしている人もいれば、私と同じような事業をしながらも市議として市政にかかわってる熱い方々もいました。

そういった人達と深い議論を交わしていくうちに私も、自問自答をすることになりました。

元々は『どう面白おかしく生きるか』ばかりを考えていた私が八女にやって来てから様々な出会いと経験によって、気が付けば『私(坂本治郎)という存在を世の中に還元していくことに面白さを見出す』という方向に変化してきたのです。

服や靴はボロボロになりながら2022年末に八女市に辿り着いた時には八女市長直々にねぎらいの言葉を頂いたり、FM八女の方々だったり黒木町の方々、そして私の住む笠原の方々から『おかえり』という暖かい言葉で迎えられました。それまで自分の事をヨソモノだと思っていた私にとって、初めて自分が八女の人である事を自覚すると同時に、これまで以上に八女の事が好きになりました。

私がこれまで世界中・日本全国津々浦々の長い旅で見てきたものは、多様な価値観だったり、世界中の貧困だったり、世の中の不公平だったり。外を見てきたからそこの日本社会や文化のすばらしさを再認識すると同時にこれだけ恵まれていながらもったいないという部分も沢山見えるようになりました。そして八女市に一目惚れして外からやってきた私はおそらく地域の方々とは違う目線で八女市の良さが見えていたり、改善されるべき部分が見えているとも自負しています。

これまでの私の知見をもとに、八女の未来のため、生きやすい、住みやすい八女市を作ることに貢献したい。黒木町笠原地区の一人として、若い世代であり子育て世代の一人として、その方々の声を声を届けたく。今回立ち上がろうと決意しました。


 

海外、​極北でオーロラガイド兼犬ぞり操縦手として働いてたというユニークな経験も!

​台湾の大学に特別講師として呼ばれたことも!

​たまに近隣の学校にゲスト講師として呼ばれたりもしています。

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